出典: 부산일보사
こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!
韓国と言ったら「学歴社会」!
韓国人は、より良い大学、会社に行くために子供の頃から一生懸命勉強のために沢山の努力をします。
そのため、韓国の学生は学校の授業を受けることに加え、多くの時間を勉強する時間に注ぎます
これにより、韓国では勉強と関わる韓国だけの独特な文化が沢山現れました!
それはどのようなものかご紹介したいと思います
韓国人の勉強
韓国の義務教育は小学校6年、中学校3年で構成されており、韓国年齢基準で8歳(7歳)になった子供たちは、小学校に入学します。
高校は一般高校、特殊目的高校、実業高校など種類が様々で、義務教育には含まれていませんが、2020年基準で91.4%の学生が入学しました。 (出典: e-나라지표)
2021年基準、大学進学率は72.5%と非常に高い割合を記録しており、韓国人が高等教育にどれだけ高い関心を持っているのかがわかります
このように長い間学習環境にいるせいでしょうか?韓国では勉強と関わる様々な文化があります
今回はその中でもちょっと変わった文化をいくつかご紹介します!
勉強の役に立つアイテム
戦争で勝つためには良い武器を備えていなければならないように、良い勉強環境を作るために役立つ勉強アイテムが沢山あります。
私たちはこれをコンブテム(공부템)と言うのですが(勉強(コンブ:공부)+アイテム(アイテム:아이템))このようなアイテムには、どのようなものがあるのでしょうか?
1) スマート学習誌
出典: 한국경제
子供たちは、さまざまな科目の学習誌を解き、子供の頃から勉強習慣を身につけます。
子供たちが解く学習誌は、単純な紙の本を越えタブレット、スマートTVで楽しめる3D絵本、ARワークブック等に発展しました
このようなサービスを利用し、子供たちは子供の頃から日本語、数学、外国語をじっくり学んでいきます。
また、子どもたちが授業をより楽しく受けられるようにクレイアート、ブロック等、様々な学習補助ツールが使用されます!
スマートフォン、アプリ、様々なおもちゃを活用して勉強をする子供たちを見ると、紙の学習誌だけで勉強した私の時代とはとても大きな違いがあるようです
2) スタンディングデスク
出典: news1
腰の健康、姿勢矯正のために自宅や職場で頻繁に使われるスタンディングデスクを韓国の高校でも簡単に見つけることができます
私が通っていた学校の場合は、教室の後ろに3〜4個ずつありました。
授業中に眠気を感じる学生は、自主的に教室の後ろに行きスタンディングデスクで勉強を受けました
多くの学生が眠たくなる授業の時は、スタンディングデスクの席取り争いもありましたㅋㅋ
3) 1人部屋図書室机
出典: 인사이트
スタンディングデスクと同じく、学生が勉強に集中できるように特別に製作された机です。
こちらは、個人の部屋に用意されたもう一つの個人的な空間です!
この中は、一人だけの机に座って勉強ができる居心地の良いスペースになっています。
ここで勉強している学生は、外の影響を受けずに自分の勉強にだけ集中することができるんだそうです
もちろん、勉強スタイルによって机の評価は学生ごとに異なります。
しかし、この机が人気韓国ドラマ『スカイキャッスル』で紹介された際、注文数が10倍に増加したんだそうです
4) 受験シャーペン
出典: 세계일보
大学入学試験である「スヌン(大学修学能力試験)」が韓国の学生にとってとても重要な試験であるため、学生たちは受験に関する問題を非常に敏感に受けとります
試験会場では不正行為を防止するため、国から指定されたシャーペンを受験生全員に配ります。
私たちはこれを「수능 샤프(スヌンシャープ)」と呼びますが、高3の学生にとってはこのシャーペンがどの会社のどのような製品かということまでとっても重要になってくるんです
一部の学生は、普段受験勉強をする時も受験環境に慣れるために、実際の受験で使われるシャーペンを使用します。
受験シャーペンを提供する企業が変わる時も時々ありますが、ほぼ毎年同じメーカーのモデルを使用するため、学生たちは前の受験で提供されたシャーペンを先輩たちにもらったりダイソーやオンラインショップで購入して使用したりします!
5) その他様々な文房具
ダイソー、文具店、様々なオンラインショップで非常に多くの勉強アイテムを見つけることができます。
また、インターネットポータルサイトやYouTubeで検索みても、色々な勉強アイテムの品質を比較するレビュー映像を簡単に見つけることができます。
種類はポストイット、消しゴムから始まり照明、椅子、机など様々です。
その中でも、私の経験上一番役に立ったものは、まさにこの韓国地図ポストイットです
韓国地理や韓国史の勉強をしていると朝鮮半島の地図を描くことが多かったのですが、写真のようにポストイットに朝鮮半島の絵が印刷されるのでいちいち描く必要がなく、簡単に使用することができました!
勉強に関連した多様な文化
1) 夜間自律学習
出典: 연합뉴스
韓国では多くの学生が夜遅くまで塾に通い勉強することは既にご存知かと思います。
しかし、塾だけでなく学校でもこれが可能であることをご存知でしたか?
夜間自律学習、略して「夜自(야자:ヤジャ)」と呼ばれ、主に高校で夕食を食べた後、学校で夜10時まで勉強することを言います
学校によってヤジャを実施するところも、実施しないところもあり、強制的に行ったりはしません。
ヤジャをしたくて申請した学生たちを対象に行われます。
しかし、学校の雰囲気上、勉強をとっても重要と考えているところであれば、自然に(半強制的に)ヤジャをします
ヤジャを通して学生が主導的に勉強ができるので賛成している人もいますが、その反面毎日学校で夜10時まで勉強をすることはやりすぎなんじゃないかと反対する人もいます。
夜間自律学習に疲れてしまった
高3チョ・ジェウン インターン
私も高校に通う3年の間にヤジャをしましたが、最初はとても衝撃的でもありました。
しかし、考えてみればあまり集中できない家より学校で勉強をした方が集中力がアップしましたし、学校で学ぶ量がとっても多かったのでヤジャ時間に復習ができて良かったという点もあります
また、友人と過ごす時間が多く、沢山の思い出も残りました
しかし、とっても疲れたことは事実です
2) スタディーカフェ
出典: 환경일보
韓国には本当に様々なカフェがあります
コーヒーを飲むだけの一般的なカフェから、漫画カフェ、猫カフェ、アーチェリーカフェ等、色々なカフェがある中もちろんスタディカフェもあります
略して「スカ」ともよく言います。
勉強を目的とするカフェだなんて、本当に韓国らしいところです。
学校や塾の授業が終わり勉強をしなくてはいならないのに家では集中ができないので、ここで勉強する学生が増えました
かつては1人用の机だけがぴったりついており、全てのスペースが図書館のように静かでした。
しかし、最近ではスタディカフェの需要が増えることにより、インテリアもとても洗練され様々な施設が提供されるようになりました
会話をしても良い空間では友達と一緒に討論をしながら勉強をすることもできますし、もしくは家庭教師の先生と会って会話をして勉強することもできます。
快適な環境、照明、個人ロッカー、Wi-Fi、コンセント充電器が設けられているので、学生たちもここで勉強することを好みます
3) スタディー募集
一人で勉強する時よりも複数の人と勉強する時の方がもっと集中できるという方いませんか?
韓国では友人や同じ試験や資格を準備する人同士で勉強会を開いて一緒に勉強します。
特に最近多くの人気を集めているスタディは、起床(朝起床する、起きることを意味)スタディです。
コロナ19により学校に行かずに家に留まる時間が増え、人々が規則正しい生活リズムを維持することが難しくなりました
そのため学校に通っていた時のように時間を守って勉強をしなくなり怠けてしまってやる事を後回しにするようになってから、このようなスタディが始まりました
起床スタディをする人々は、朝7時30分に起きてすぐ勉強をすることを約束した場合、その時間にビデオチャットをオンにして勉強を始めます
一人で毎朝規則正しく起きるのが難しいという人たちがこのように約束をして生活リズムを維持するのです。
さらには、遅刻した場合、罰金を支払わないといけないので絶対に遅れないように朝しっかり起きて勉強をします
このスタディは、大学生が頻繁に使用するエブリタイム、キャンパスピックのようなコミュニティや様々なウェブサイトを通して行われます。
出典: 시사 IN
同じ部屋にいるわけではありませんが、お互いが勉強する姿をノートパソコン、スマートフォンの画面で見ることができるので、そこで刺激を受け、より集中することができます。
最近では、このようなスタディコミュニティを作れる専用のアプリができ、各スタディを監視するモニターの役割もできました。
おかげで、人々がコロナ19にもかかわらず生活リズムが乱れないで勉強に熱中するようになりました
入試、受験を準備する学生から就職、資格の準備をする大学生など、多くの人々がこのようなスタディに参加しています
4) 家庭教師プラットフォーム
出典: 김과외
家庭教師(課外授業)は塾と違って1:1方式で進行される私教育です。
主に大学入試を準備する若い学生が自宅で20代の大学生に授業を受ける形式です。 (家だけでなく一般カフェ、スタディカフェでも行います。)
一人の先生が学生を集中的に教え込めるのでカスタマイズ授業が可能です!
先生と生徒はどのようにマッチングされるのでしょうか?
過去には、大学生が両親、知人の紹介を通して家庭教師をしたり、住宅街で紙のチラシを配り募集する方法がありました。
しかし、家庭教師の需要が増え、今では課外マッチングアプリまで登場しました
アプリを通してマッチングがされた後、性向、目標、課外費用などをさらに詳しく議論し、家庭教師をするかどうかを決めます。
わずか数年前にはほとんどの家庭教師は、数学や英語の授業が主でした。
しかし、最近の大学入試試験で国語の試験の難易度が非常に上がりながら、国語教師の需要が増えました
また、最近では、家庭教師のマッチングアプリがとっても発展し、利用層や課外の種類も増えました
ボーカル、楽器、放送ダンス、映像制作など、様々なレッスンが生まれ、さらに多くの勉強をすることができるようになりました
5) 勉強関連コンテンツ
出典: 노잼봇 유튜브
韓国のポータルサイトに「勉強」と検索すると、実際に多くのコンテンツが出てきます
高校3年生の集中力強化法、中学生が使用するのは良い教材の紹介については基本であり、勉強に良いインテリア、3歳の子供の英語勉強法など、数多くの内容のコンテンツがあります
それだけでなく、自身が勉強している姿を撮影し編集して制作した勉強Vlogも沢山あります。
代表的なものでは、YouTube「ノジェムボット」がありますが、本人の集中力を高めるためにこのように、自身が勉強している姿を撮影してYouTubeにアップしたのですが、これが絶大な人気を集めました
彼の姿に刺激され、映像を流しながら勉強すると集中できるという視聴者も沢山いました
このように韓国人は勉強への関心が非常に高いため、このようなコンテンツの需要も、供給も非常に多いことを確認できます。
これまで韓国の独特な勉強文化についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
前でもお伝えしましたが、こちらでご紹介した事例が韓国の勉強文化のすべてを代表するものではありません!
印象的なものもあれば、ちょっとやりすぎじゃない?と思うものもあったのではないでしょうか?
韓国はファッションだけでなく勉強法もかなり最先端な方法だったんですね
ここまで、「勉強熱心な韓国人について」についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。