こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです！
皆さんは韓国の運転手食堂についてご存じですか？
コスパがよく多くの韓国人に愛されています
今回は韓国の運転手食堂の由来からおすすめの運転手食堂までをご紹介！
韓国の運転手食堂
運転手食堂の由来
運転手食堂は韓国語で「技士（기사）食堂」です。
1980年代に韓国経済は成長し始めた頃、インターネットが普及していなかったため口コミでおいしいグルメ店を見つけました。
その中でもグルメ店をよく知っていた人はタクシーの運転手でした
タクシーの運転手は町中を運転し、多くの人と接触する職業であるため、おすすめのグルメ店を教えてくれる人になったのです。
また当時は韓国の都市は人口密度が低く土地が安かったため、食堂には十分な駐車スペースがありました。
そのため食堂をタクシールートの近くに建てたり、またはバスの停留所などの近くに建てたりしたのです。
こういった背景から「運転手食堂」が生まれました
運転手食堂の特徴
運転手食堂は残念ながら正式な運営業者のカテゴリとして定められてはいません。
しかし韓国人は運転手食堂と言えば、十分な駐車スペース、低価格、迅速なサービス、長時間営業、お1人様可能、栄養バランスの取れた食事のある場所だと考えます。
タクシードライバーに合わせたサービスのお店であるため、店内でお酒を飲む人もほとんどいません。
出典：인사이트
タクシー運転手の勤務時間はとても長いため、運転手食堂も長時間営業していたり、24時間営業したりする食堂もあります。
また食べる時間があまりない運転手のために食事が出てくるスピードもとても速いです
もしおいしくなかったり不便な部分があったら、すぐに運転手たちの間で噂になってしまうそうです！
つまり運転手食堂に行っておけばまず満足した料理が食べれるということですね。
運転手食堂のメニュー
出典：식신
ほとんどのタクシーの運転手は一人で食事をするので、運転手食堂では基本的に一人前のメニューがあります。
豚バラ肉、辛い豚肉料理、辛いイカの炒め物、ビビンバなどが主なメニューです。
一番人気なのはプルコギと白いご飯がセットになっている「돼지불백(불고기 백반)」。
辛いソースで味付けし炒めたお肉とニンニク、キムチ、サンチュなどを一緒に食べます
ある運転手食堂では「돼지불백」というメニューが評判になり、誰もが知る有名なグルメ店になったお店もあります。
また運転手食堂はビュッフェ形式になっている場所もあり、一人前の料金を払って好きな分だけ食べれるシステムです
豚肉の炒め物や、鶏肉の煮込み、トンカツ、スープなどが主なメニューです。
運転手食堂の特別な文化
韓国人にとって運転手食堂は韓国で生まれた業種なので、お店の名前も全て韓国語で、漢字があることが多いです。
正確には運転手食堂が出現した当時はまだ外国語が普及していない時代で、外国語での名前付けが禁止されていたためです。
また料理も全て韓国の伝統的な料理ばかりです。
主に肉とご飯でスープが無いのは、運転手はお手洗いに行く時間があまりないからだそう
また昔運転手食堂では洗車サービス、運転手用手袋やコーヒーの販売などもしていたそうです！
しかしこういったサービスは費用が重なるため段々減少し、さらに街が反映するにつれて営業停止となってしまうお店が増えました。
例えばとても有名だった河京運転手食堂ストリートは今ではその原形がほとんど見当たりません
現在の韓国運転手食堂
現在はほとんどの運転手食堂が無くなってしまいましたが、弘大の近くにある延南洞には「カムナムチッ運転手食堂（감나무집기사식당）」という運転手食堂が残っています
감나무집기사식당(カムナムチッ(柿の木の家)運転手食堂)
元々はタクシー運転手だけがよく行くお店でしたが、韓国バラエティ番組「無限挑戦」で放送されて以来、一般の人もたくさん訪問する人気グルメ店になりました！
一番有名なメニューはやはり豚肉の炒め物で、ボリュームのある食事ができます
価格がお手頃で家庭的な味なので、現在運転手食堂は運転手だけでなくすぐに食事を済ませたいサラリーマンなどにも愛されています。
年中無休・24時間営業
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残念なのは公共交通機関が普及し、タクシーの売り上げがかなり減ってきていることです。
そのため運転手食堂ももっと無くなっていくでしょう。
今のうちに訪問してみないと体験できなくなってしまう日が本当に来るかもしれません
今回は韓国の運転手食堂文化についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか？
皆さんも次の渡韓の際にはぜひ安くておいしい運転手食堂に行ってみてください
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